畳と帖に違いはある?
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2024.04.19
- コラム
部屋の広さを表す単位に「畳」と「帖」が使われています。これらはそれぞれどのような広さを示す単位なのでしょうか。
畳と帖は同じ
どちらも”じょう”と読む「畳」と「帖」は、どちらも同じ広さを表す単位です。同一の単位を異なる字で表現する理由は、和室と洋室を区別するためとされています。
和室なら畳の枚数を見れば、おおよその広さを感じ取れるでしょう。しかし洋室はひと目見ただけでは直感的に広さがわかりにくいため、畳に換算するとどの程度の広さなのか、伝わりやすくしています。
1畳=0.5坪=1.62m²
実際の畳の大きさは、地域や住宅形態によって異なります。主な畳のサイズは以下の通りです。
名称 | 尺寸表記 | メートル表記 | 主な地域 |
---|---|---|---|
京間・本間 | 6尺3寸×3尺1寸5分 | 191cm×95.5cm=1.824m² | 西日本全域 |
六一間 | 6尺1寸×3尺5分 | 185cm×92.5cm=1.711m² | 山陰、近畿地方 |
中京間 | 6尺×3尺 | 182cm×91cm=1.656m² | 中京地方、東北地方 |
江戸間 | 5尺8寸×2尺9寸 | 176cm×88cm=1.548m² | 関東地方 |
団地間 | 5尺6寸×2尺8寸 | 170cm×85cm=1.445m² | アパート・マンションなど |
地域によって畳の大きさは異なるため、実際の畳を基準にはできません。そのため不動産広告においては、1畳あたりの広さを統一。0.5坪にあたる1.62m²としています。